特別な日：tyuh：SSブログ

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特別な日 [編集]

傾けたワイングラスを一気に煽った。ビブラム 5本指
香りを楽しもうなんて余裕はもうすでにない。
舌先に触れた苦みのような癖がいつまでも残って消えない。いっそもう一度塗りなおしてやろうと思って飲んだワインは特別に不味かった。ビブラム 5本指
眉をしかめると、熱い疼きが眉間に滞っているのがわかる。瞬きが鈍くなり胃の底から沸くような熱が喉を温める。
あまりアルコールに強くない癖に早いペースで進んだからなのか、潤み始めた視界の中でグラスの華奢な輪郭がおぼろに揺れる。mbt 靴
「あつい」
グラスをガラステーブルに乗せた。硬質な音で触れ合ったガラスたちを放って、足を高く組みあげた。
頼りない緩やかにひらいたスカートが足を滑っていく感触がこそばゆくて恥ずかしい。
ぐったりと上体を預けたソファーの上で、無防備にした首筋がさすがに心もとなくて細い布を寄り合わせた。
頬が熱い。いつもは冷たい指先も照っていて、だるく持ち上げた手で触ると沈みこむほどに頬が柔らかくなっていた。アシックス通販
自分の頬なのに気持ちよくて、むにむにと感触を楽しむように揉む。
力の入らない頭の中で、今日は特別な日なのだと言い訳をして空いた左腕を胸の上に載せた。
そう。今日は特別だったのだ。
かっちりとした服を好んで着る私が、裾がひらいて蝶のように踊る服を着たのも。
無防備に肌を晒すような真似をしたのも。
慣れないお酒を飲んで体を照らせたのも。
ある種嫌悪する、微かな愛撫のような自慰をしようという気になったのも。
すべて、今日は特別だからなのだ。MBT シューズ
薄い下着の上から胸を持ち上げるように触る。
鼻から息が抜け、余った塵ほどの理性を溶かしていく。
腰の下から気だるさに侵されていき、組んだ足の奥の方が疼く。
「ん……」
立ち上がった乳首に触れて指先が痺れた。
のけぞった顎がさらに高く天を向く。何時の間にか瞑っていた瞼の裏の闇の中、甘い刺激が肌を刺すたびに白い光が瞬く。MBT シューズ
頬を揉んでいた手は晒した首筋を辿り、腰のくびれを撫でて足を這っていた。
そっと腿の裏を滑った手の熱い温度にため息が漏れる。
「ぁ……」
しっとりと汗に濡れだした肌の奥に触れようと、足の幹へ手をしのばせた瞬間。

「お楽しみ中で？」

耳元で低い声がささやいた。
さっと熱が引いて振り向こうとしたが、顎を捉えられた。冷たい指先が首筋を撫でる感覚に芯がぞっとする。
「まだ、続けていてよかったのに」
愉快そうに細めた瞳。視界の中の麗しい顔がいたずら気に笑った。
「あなたが来てくれたとわかったら、続けられるはずがないじゃない……」
また疼いてきた体の奥を知られたくなくて、きゅっと口端をあげる。
「そう。うれしいな、僕を待っていてくれたんだね」
「あたりまえでしょう？　あなたのために、こんなことまでしてるんだから」
はぁ、と細く吐き出した息が金の柔らかそうな髪を揺らす。
この髪を掻いて、頭を思い切り胸の中で抱きしめたい。きっと最高に心地が良いのに。
「ワインを、飲んだんだね？　汗をかいてるよ、強くないって言っていたのにどうして？」
首を撫でていた冷たい手は、私の肩を抱いた。腕を行ったり来たりしながら耳元で悩ましげな声を紡ぐ。
腰が、痺れる。
「……このほうが、そそられるんでしょう？　汗のにおいと温かな体が」
「憶えててくれたんだ」
華やいだ声に嬉しくなる。
顎を転がして、彼の目の前に汗ばんだ首筋を晒す。
頬に肩をさすっていた冷たい手が触れて、その温度差に急に恥ずかしくなった。
「嬉しいよ、本当に」
柔らかく肌を這った言葉に背筋が張る。組んだ足に力がこもり、足先が伸びる。
潤み細まった視界の中、煌々と室内を照らす照明の下に輝くワイングラスの光が見えた。
「君は、最高の餌だ」
一度舐められた感触の後、彼の牙が深く首に穿った。
薄れていく自我、揺らめく快感。ルブタン
体の末端まで強く痺れる快感に、足の奥の体の芯は一度達した。
今日は特別な日。
彼がやってくる日。
吸血鬼の彼が、月のような黄金の瞳を輝かせて私を誘ってくれる特別な夜。

2011-01-19 14:00 nice!(0) コメント(2) トラックバック(0)